高知県を知る
ABOUT KOCHI
四国の南に位置する高知県。豊かな自然と温暖な気候、そして「おきゃく」文化に象徴されるあたたかい県民性が魅力です。一方で、全国に先駆けて人口減少・高齢化が進む「課題先進県」でもあります。
高知県の基本データ
総人口
64.8万人
2025年4月時点
面積
7,102km²
全国18位
市町村数
34市町村
11市17町6村
高齢化率
35.9%
全国2位
| 県庁所在地 | 高知市(人口約31万人) |
|---|---|
| 県の花・鳥・木 | ヤマモモ / ヤイロチョウ / ヤナセスギ |
| 気候の特徴 | 温暖多雨。年間日照時間・降水量ともに全国トップクラス |
| 主要産業 | 農業(ゆず・なす・しょうが等)、水産業(カツオ)、観光業 |
人口の現状
高知県の人口は減少が続いており、2025年4月に65万人を割り込みました。これは統計開始以来の最少で、明治40年(1907年)の記録を下回る水準です。
| 総人口(2025年4月) | 64万8,313人 |
|---|---|
| 年間減少数(2024年度) | 約1万1,279人減 |
| 出生数(2024年) | 3,108人(過去最少) |
| 高齢化率 | 35.9%(全国2位) |
| 若年層(20代)転出超過 | 年間約2,000人 |
【人口推移グラフ】
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高知県の人口推移(1955年〜2025年)
高知県が直面する課題
高知県は全国に先駆けて人口減少・高齢化が進む「課題先進県」です。
出生数の減少
2024年の出生数は3,108人で過去最少を更新。2022年には全国最少となり、人口が少ない鳥取県を下回りました。
3,108人
2024年出生数(過去最少)
若者の県外流出
進学・就職を機に多くの若者が県外へ転出。特に20代の転出超過が深刻で、年間約2,000人が流出しています。
-2,002人
20代転出超過(2024年)
議員のなり手不足
2017年、大川村では議員のなり手不足から「村民総会」の検討が全国ニュースに。地方議会の維持が課題となっています。
約400人
大川村の人口(離島除き全国最少)
中山間地域の過疎化
県土の約93%を占める中山間地域では、集落の維持が困難になりつつあり、医療・買い物などの生活インフラも課題です。
93%
中山間地域の割合
明るい兆し
移住者数が過去最多
2,241人
2024年度の移住者数。
4年連続で過去最多を更新。
30代以下が約7割を占める。
子育て支援の充実
全34市町村
中学生まで医療費無償化。
21市町村が高校生まで拡大。
16市町村で0-2歳保育料無償。
婚姻数が増加傾向
増加に転じる
2024年は婚姻数が
増加に転じる兆し。
出会い支援事業も強化中。
高知県の市町村
高知県は11市・17町・6村の計34市町村で構成されています
市(11市)
南国市
香南市
香美市
土佐市
須崎市
安芸市
室戸市
四万十市
宿毛市
土佐清水市
町(17町)
日高村
佐川町
越知町
仁淀川町
中土佐町
津野町
四万十町
梼原町
大月町
三原村
黒潮町
奈半利町
田野町
安田町
北川村
芸西村
村(6村)
土佐町
本山町
大豊町
馬路村
東洋町
関連リンク
高知県公式サイト
県政情報・統計データ
高知家で暮らす。
移住ポータルサイト
産業振興計画
県の経済・産業戦略
元気な未来創造戦略
人口減少対策マスタープラン
推計人口
毎月更新の人口データ
少子化対策
県の取り組み一覧
データ出典
- 高知県統計分析課「高知県推計人口」(2025年4月1日現在)
- 厚生労働省「人口動態統計」(2024年概数)
- 総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」
- 内閣府「令和6年版高齢社会白書」
- 高知県「令和5年度移住者数について」

人口減少対策は、1年2年で成果が出るものではなく、施策を強化しながら粘り強く取り組んでいくことが必要と考えています。婚姻数については、令和6年は増加に転じるなど、明るい兆しも見え始めています。
— 浜田省司 高知県知事(2025年4月コメントより)